〈報告〉レイバーネットTV75号「特集「慰安婦問題」歴史の書き換えはダメ! 」2014/10/8
証拠で示す「慰安婦問題」の真実
山口正紀さんの巧みな聞き出しと渡辺美奈さんによる「慰安婦問題」は、彼女の悲しみを伴った怒りで始まった。以下報告です。
まず、朝日の吉田清治に関するバッシングは、慰安婦問題をなかったものにしようとする力が加わっているということが検証された。
① 「慰安婦問題」が世界に広がったのは、朝日新聞の吉田清治報道による
② 吉田清治の証言が否定されたので、「強制連行」はなかった。
③ 「強制連行」がなかったので、慰安婦にされた女性に対しては、心は痛むが日本政府には責任はない。
という三段論法で、河野談話を骨抜きにしようとしている。山田宏 (次世代の党)が「謝罪の必要はない。何故するのか」といっているのを見て怒りがフツフツと湧いてきたと、全身に怒りを顕にして話しだしたのは、Wam(女たちの戦争と平和資料館事務局長)の渡辺美奈さん。
この3点を、全て証拠になる資料を示しつつ、反論していった。
| パネル左上 最初に名乗り出たキムハクスンさん その後各国で採取に名乗り出た人たち |
世界に広がったのは、1991年金学順(キムハクスン)さんが、名乗り出たから。それが世界に報道され、彼女を一人にしてはならないと、台湾、中国、オランダ、マレーシア、フィリピンなどの慰安婦だった方たちが名乗り出たことで、世界に広まった。世界地図に示された慰安所の図を示しながら、「それなのに、各大手新聞、週刊誌などが、まるで慰安所はなかったように報道する」と、怒りで涙ぐんで訴えた。Wamでは、国会図書館で、各新聞社、雑誌社の「慰安婦」に関する記事を調べ、検証して、近いうちに発表すると力を込める。わたしも思わず、強く頷いた。
吉田証言の重要性は、どうだったか。それは、慰安婦問題の国連人権委員会に報告された「クマラスワミ報告」にもほんの少ししか記述されていないと視覚的に示し、内容も重要視していない。安倍総理が、国際問題にしたといい、その証拠として、1次安倍政権が2007年に誕生して以降、世界からの批判が殺到しているという事実も、表で提示。
では、国の関与はどうだったか。これも次々実物資料で示す。
今、「強制連行」がなかった(吉田証言が否定されたのた)のだから、「河野談話」を葬ろう(骨抜き)とする動きがあるが、「慰安婦問題」と吉田証言否定とは、全く結びつくものではないと。河野談話の中にも、「強制連行」という言葉はひとつもないと、これもまた一つ一つ証拠を示しながらの反論は、説得力があった。
それを聞きながら、こちらもどの言葉もすとんと落ちてきたし、今のいわゆる「ジャーナリスト」たちの質の悪さ、特に自社がかつてどんな報道をしたかを調べもせず、朝日新聞一社をバッシングしていくことへの不快感を超えて国民に対する影響を思うと、危惧を改めて強くした。
そして、彼ら「慰安婦問題」をなかったことにしたい輩、特に安倍一味に聞きたい。
乱鬼龍の川柳は、
歴史消し慰安婦を消し戦さ道
以下:短縮版(FB版)
「特集「慰安婦問題」歴史の書き換えはダメ! 」2014/10/8
再び戦争になったら「慰安所」を作るのですか?作らないのですか?
「慰安婦問題」の真実
レイバーネットTVは、今回も鋭く切り込んだ。
今私の大きな関心事の一つ「慰安婦問題」である。
Wamの事務局長・渡辺美奈さんは、すべてのこの問題を「なきもの」にしたい人たちの言っていることを、証拠を突きつけながら反論していく。
怒りに震え、涙ぐみ、しかし微塵も揺るがずに事実を示しながら覆していく姿は、カッコよかった。
歯切れよく出されていく資料は、環太平洋の慰安所に関する地図であったり、慰安婦にされた被害者の、その国で始めた名乗った方の写真だったり、国連人権委員会に報告された「クマラスワミ報告」の吉田清治証言を扱った部分が、全体の本の一部に過ぎないことだったり、胸のすく思いだった。これこそ、彼らに見てもらいたい。
見終わっての私の思いは、ただ一つ、彼ら「慰安婦問題」をなかったことにしたい輩、特に安倍一味に聞きたい。
「そうして、今進めている戦争の出来る国になって、戦争になったら、慰安所を作るのですか?作らないのですか」と。
乱鬼龍の川柳は、
歴史消し慰安婦を消し戦さ道
Wam(女たちの戦争と平和資料館事務局長)HP
http://wam-peace.org/
レイバーネットTV視聴アドレスは
http://www.labornetjp.org/tv
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